期待ほどの結果を残せたのか……2015年の新種牡馬21頭の通信簿

 前回は2016年の新種牡馬を紹介したが、今回は現在3歳馬がファーストクロップとなる2015年の新種牡馬についてその成績をまとめてみた。2015年の新種牡馬は少なめの21頭で、顔ぶれを見るとここ数年でもインパクトの弱い方だといえる。輸入種牡馬ではイギリスダービーと凱旋門賞を制したワークフォース、国内生産馬では日本馬で初めてドバイワールドカップを制したヴィクトワールピサの2頭が抜けた実績があるが、あとは実績的にも血統的にも将来性が怪しい馬が多い。果たしてその背イズ系は。21頭の一覧は以下の通り。

■2015年新種牡馬一覧

・父が国内種牡馬

アサクサキングス  父ホワイトマズル
アンライバルド   父ネオユニヴァース
ヴィクトワールピサ 父ネオユニヴァース
エクラヴァンクール 父フォーティナイナー
オウケンマジック  父タニノギムレット
キャプテントゥーレ 父アグネスタキオン
サンライズバッカス 父ヘネシー
サクラメガワンダー 父グラスワンダー
ダノンシャンティ  父フジキセキ
ドリームジャーニー 父ステイゴールド
トーセンイマジゲン 父アグネスタキオン
トーセンモナーク  父アグネスタキオン
ナカヤマフェスタ  父ステイゴールド
バンブーエール   父アフリート
ビービーガルダン  父チーフベアハート
ミリオンディスク  父アフリート
ワークフォース   父キングズベスト

・父が国外種牡馬

エーシンフォワード 父Forest Wildcat
カジノドライヴ   父Mineshaft
シルクビッグタイム 父Deputy Minister
ベーカバド     父Cape Cross

 この21頭で最も多く繁殖牝馬を集めたのは外国産馬のカジノドライヴで200頭。次いで183頭のワークフォース、ダノンシャンティ、ヴィクトワールピサへと続く。さらにナカヤマフェスタ、ベーカバドまでが種付け頭数100頭以上となっており、生産者の注目度はこの6頭が中心だと言えるだろう。では産駒の成績はどうだったのだろうか?2015年から2016年7月31日にかけてJRAでの成績は以下の通りだ。

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