JRAスプリングS(G2)「朝日杯FS2着」クリノガウディー「偶然の適性」ファンタジスト置き去り実績は魅力
東スポ杯2歳Sの敗北が嫌われ朝日杯FSでは人気がなかったが、本来の実力を発揮したということだ。ましてや今回は先行有利な中山1800メートル。東スポ杯2歳Sと朝日杯FSで見せたすっと好位につけられる脚は魅力だ。
父はスクリーンヒーロー。代表産駒は複数のマイルG1を勝ち、ラスト2戦では日本と香港で2000メートルのG1を連覇したモーリスと有馬記念(G1、芝2500メートル)を勝ったゴールドアクター。母の父が短距離系種牡馬のディアブロであっても2000メートルで好走できる可能性もあるだろう。
予定していたシンザン記念(G3、芝1600メートル)は捻挫で回避。脚部不安ではなく筋肉痛のような症状だったという。「無理をせずにしっかりと休ませたことで、馬に芯が入ってきた感じ」(藤沢則雄調教師)とのこと。成長した走りを見せてくれそうだ。
鞍上は朝日杯FSに引き続き佑介騎手。馬の個性やレース展開に応じて先行、まくり、追い込みと多彩な戦法で大活躍している。ファンタジスト次第で混戦になりそうなレース。そのときこそ佑介騎手とクリノガウディーの出番だ。