JRAスプリングS(G2)「未知の大器」ニシノカツナリは”デイジー”級!? ニシノ軍団「第2の矢」の評価が極めて高い理由
それだけに勝浦騎手も「東京向きかも」とイメージ。しかし、差しが決まる「今の中山の馬場なら一発あってもおかしくない」と力を込めている。「深みがあって良い馬。武藤騎手が『良い馬』だと話していましたが、それだけのことはありますね」と、その素質を高く評価しているようだ。
「これまで何度もクラシックホースを送り出してきたスプリングSですが、今年はやや手薄な感のあるメンバー。しかし、だからこそクラシックを賑わすような、新たな”惑星”が誕生してもおかしくないと思いますよ。
2015年の勝ち馬キタサンブラックや、2004年に出走権を掴んだダイワメジャーなどは、スプリングSの時点でほとんど無名の存在でした。ニシノカツナリもここできっかけを掴んで、ニシノデイジー以上の大物になるかもしれませんね」(同)
同じ皐月賞トライアルとしては先日の弥生賞(G2)と比べて、やや手薄な感のある今年のスプリングS(G2)。しかし、ならばこそクラシック戦線に殴り込みを掛けるような「ニューヒーロー」の台頭が期待できるというもの。
「西山オーナーの馬で重賞に出られるチャンスを頂けて感謝していますし、結果でそれに応えたいと思います」
そう語った勝浦騎手は、1番人気のニシノデイジーで挑んだ弥生賞で期待を裏切ってしまったばかり。今回こそはオーナーの期待に応えたいに違いない。