JRA「クラシック出走0?」オルフェーヴル産駒大不振。ディープ&カナロア以上に「父ステイゴールド絶好調」が悲しい

「ロードカナロアの同期であるオルフェーヴルですね。現在リーディング15位ですが、その”内容”も芳しくありません。

3歳の筆頭はきさらぎ賞2着のタガノディアマンテでしたが、17日のスプリングS4着により、皐月賞の優先出走権を得られず。クラシック出走はかなり厳しい状況です。能力はあると思うのですが……。これにより、オルフェーヴル産駒の皐月賞出走馬が『ゼロ』の可能性も出てきました。

そもそも、今年のオルフェーヴル産駒の勝利は『条件戦のみ』で、OP以上の勝利は一度もありません。産駒の平均収得賞金額を表す『アーニングインデックス』も、上位20位の中では最下位の0.78。すでに今後の種牡馬生活に『暗雲』が垂れ込めています」(同)

 3歳戦線にはタガノディアマンテを除けば、特筆すべき有力馬なし、古馬戦線でも中山記念2着馬ラッキーライラックが目立つ程度で、昨年の皐月賞馬エポカドーロは昨年の菊花賞、今年の中山記念と完敗。先述の2頭と比較すれば、その「層」の違いは歴然だ。

 オルフェーヴルの2019年の種付料は400万円(受胎確認後)となっているが、成績がこのまま推移すれば、さらなる下落も当然想定される。「種牡馬ビジネス」の本丸といえる社台スタリオンステーションだけに、将来的に早い段階での「売却」も考えられるだろう。そうなれば、繁殖牝馬の質の下落は避けられない。

 また悲しいのが、オルフェーヴルの「父」はいまだ絶好調という現実だ。

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