JRA海外馬券「闇雲」売上至上主義に疑問の声? 約2年「勝利なし」「前2走ダート」クルーガーが芝のドンカスターマイル(G1)出走も……

 18日、JRA日本中央競馬会)は、オーストラリアのランドウィック競馬場で行われるドンカスターマイル(G1)の海外馬券を発売する旨を公式ホームページで発表。だが、ファンの間で”戸惑いの声”が聞こえている。

 一体、どんな馬が出てくるのか――?

 日本からは2016年のマイラーズC(G2)を勝ったクルーガー(牡7歳、栗東・高野友和厩舎)が出走するということで今回、海外馬券が発売される運びとなった。だが、昨年の京都金杯(G3)で2着して以降は惨敗続き……。前2走に至ってはダートに挑戦しており、芝の海外G1で苦戦は必至と述べざるを得ない。

 となると「馬券の鍵」は海外の有力馬になりそうだが、来月6日にレースが控えているものの、現段階でほとんど情報がない。日本の競馬ファンによる注目度も低く、「日本で馬券を売る意味があるのか」「海外馬券で儲けたいだけでは」「日本馬が出るからって、闇雲に売るのは」という疑問が生まれるのも当然か。

「ドンカスターマイルは2014年にハナズゴール(6着)、2015年にはリアルインパクト(2着)、ワールドエース(8着)が日本から挑戦したレースですが、やはりファンの知名度は低いと述べざるを得ません。

今回遠征するクルーガーが厳しい立場である以上、日本のファンのトーンが上がらないのも当然でしょう。それでもJRAがあえて馬券発売に踏み切ったのは、やはり海外馬券発売が儲かるからということでしょうか」(競馬ライター)

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