JRA「マイル王路線」ダノンプレミアム「謎ローテ」発表。川田将雅への「こだわり」で春G1戦線激変?
31日の大阪杯(G1)に登録がなかったことで話題になったダノンプレミアム(牡4 栗東・中内田充正厩舎)だが、次走に4月21日のマイラーズC(G2)、その後6月の安田記念(G1)に向かうことがわかった。
復帰戦となった金鯱賞(G2)を圧勝し「ハイレベル大阪杯の人気筆頭」ともいわれたダノンプレミアムだが、大一番には出走せず。春は「マイル王」を目指すローテーションを組むこととなったが、ファンからは戸惑いの声も多く散見される。
「2000m戦の金鯱賞を勝利したことで、同距離の大阪杯に臨むのが濃厚といわれていましたが、意外なローテーションでしたね。
理由としては、これまで全レースで手綱をとってきた川田将雅騎手が大阪杯で昨年のジャパンC2着馬キセキに騎乗すること、また、蹄の状態から『中2週』の大阪杯を嫌った、ということもあると思います。
特に川田騎手は中内田厩舎、そしてオーナー『ダノックス』の馬と相性が抜群。ダノンファンタジーやダノンチェイサーでも今年重賞を制するなど”黄金トリオ”として定着しています。その辺の事情も大きかったのではないでしょうか」(競馬誌記者)
昨年、2歳戦線で牝馬グランアレグリアが「C.ルメール騎手に乗って欲しいから」と、香港遠征と開催が被る阪神JFではなく朝日杯FSに出走したことで話題になったが、現在リーディングである川田騎手もまた、陣営が「こだわる」ほどの立場になったということかもしれない。
大本命と目されたダノンプレミアムの回避により、さらに群雄割拠の様相を呈してきた大阪杯。また、マイル路線からすれば「勘弁してよ」といったところだろうか。