JRA安田記念(G1)ダノンプレミアムVS「世界最強」ビューティージェネレーション実現!?「マイルでは負けない」陣営がマイル路線を選択した理由
「香港の最強マイラー・ビューティージェネレーションが、早くから今年の安田記念参戦を匂わせています。昨年の香港マイル(G1)を3馬身差で圧勝。日本から参戦したヴィブロス、ペルシアンナイト、モズアスコットといったG1馬をまったく相手にしませんでした。
その際に記録したレーティング126は、香港史上最高のエイブルフレンドよりも1ポンド低いだけ。地元のメディアでは『香港競馬史上最強マイラー』という声もあります。
そのビューティージェネレーションですが、今年になってもスチュワーズC(G1)、クイーンズシルヴァージュビリーC(G1)と地元のG1を連勝。これで連勝は7まで伸びましたし、陣営は『チャンピオンズマイル(G1)後に馬の状態を見てから』と、安田記念参戦プランを改めて公言しています」(競馬記者)
先述したワールドベストレースホースランキングでは、ペガサスワールドC(G1)を勝ったシティオブライト、31連勝中の豪州の歴史的名牝ウィンクスと並んで、世界トップタイに評価されたビューティージェネレーション。
今後はチャンピオンズマイルを使って日本に遠征する見込みだが、もし安田記念に参戦するならダノンプレミアムとの”頂上決戦”が実現することになる。
「今年の凱旋門賞(G1)では連覇中の世界女王エネイブルに、年度代表馬アーモンドアイが挑む可能性が大きな話題を集めていますが、安田記念でも世界の頂上決戦が見られるかもしれません。
実現すれば盛り上がることは間違いないですし、まずは全馬無事に目標のレースへたどり着いてほしいですね」(同)
ダノンプレミアムが所属する中内田厩舎の公式ホームページでは、今回のローテーションに関して「厩舎スタッフの中でも、彼の能力は、実はマイルでは負けないのではないかというくらい評価が高く、ベストの適正を考慮してのローテーションとなります」と記載されている。
その決断が正しかったことを世界王者相手に証明できるか。ダノンプレミアムの動向は春競馬を彩る大きな話題の1つになりそうだ。