武豊「イチロー引退」に何を思う? 「イチローと友達は北斗神拳の秘奥義」24年来の盟友との共通点、やがて来る「武豊ロス」に競馬界は

 1987年のデビューから第一人者として競馬界を盛り上げてきた武豊が3月15日、50歳の節目を迎えた。

 現在32勝(3月22日時点)を上げてリーディング2位。2月のフェブラリーS(G1)を制し、昨年の76勝を大きく上回るペースで勝ち星を量産するなど、年齢をまったく感じさせない……いや、それどころか50代を迎えて、ますます勝負強さに磨きが掛かっている印象さえ受ける。

 その一方、「最低50歳まで現役」を掲げていた大リーグ・シアトルマリナーズのイチローが先日、45歳で引退した。競馬と野球、まったく異なるフィールドで戦うアスリートである以上、どちらが優れているといった話ではない。ただ、盟友イチローの引退は、武豊の中でも決して小さからぬ出来事であったことは間違いないはずだ。

 2人の偉大なアスリートが初めて出会ったのは約24年前、1995年のラジオ番組だった。パーソナリティーのイチローが、武豊をゲストに迎えたのがきっかけだ。

『毎日新聞』の取材で語った、武豊のイチローに対する第一印象は「野球選手らしくないスマートな人。初対面なのにすごく話しやすかった」とのこと。以後、両者は1年に1度程度、食事の機会を持つ関係になった。それはイチローが大リーグ挑戦のため海を渡った2001年以降も、変わらずに続いているという。

 競馬界、そして野球界の記録という記録を次々と塗り替え続ける2人には共通点があった。それは「数字」や「他者」に対して、こだわりを持たないことだ。

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