【菊花賞】ダービー馬タスティエーラ切り⁉️ 新しくラジオ番組もスタートした絶好調・桃井はるこが推す一頭が秋の京都で旋風を巻き起こす?
芸術の秋、食欲の秋、そしてG1の秋! 私はというと、この10月からメインパーソナリティを務めるラジオ番組『サバイバルクイズシティ ラジオ編』がスタート! 新番組の秋って感じです。文化放送超!A&Gでの生放送で、終了後にはYouTubeでおまけ配信もあるので、毎週皆さんと同じ時間を共有できて楽しいです。
生放送の本番が始まる15秒前くらいに、スタッフやアシスタントのアイドルグループ「ギャイドルズ」メンバー、アナウンサーの田口尚平さんと「よろしくお願いします!」と声を掛け合う時、なんとも言えない幸せな気持ちに包まれます。みなさんで協力して一つのものを作ってお届けできる喜びですね。
そしてスタッフの方には競馬ファンもいらっしゃいますので、準備の合間などに少しですが競馬の話を出来るのも楽しみになりつつあります。「リバティアイランド、牝馬三冠達成しましたね!」「強かったですねー!」なんて。そういえば最近、お会いした人に競馬の話をふってもらえることが多くなりました。この連載のおかげですね!
この秋からTVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』が放送開始しましたね。私が一番思い入れのある競走馬キタサンブラック、そしてサトノダイヤモンドがその親友という役どころということで、競馬ファン、アイドルファンとして楽しく観ています。
そういえば『ウマ娘』の世界では馬券の発売はないそうで、レースの後に行われるコンサート、ウイニングライブの出演権をかけてのレースということだそうですが、私は聞いてしまったのです、アニメ中のお客さんの歓声の中で、「そのまま、そのまま!」と言っている人がいるのを(笑)。この表現って、馬単、3連単などの馬券を買っている人が言うセリフあるあるじゃないですかね?「○○勝て!」ではなく、どうして着順にこだわるのか(笑)。と思ったんですが、ウイニングライブの曲によっては、1着のメインがセンター、2着3着も左右の立ち位置に付き歌割りがあったり、コーラスがあったりするなど、3着内に入ることが大切なんですね! 好きな組み合わせのウイニングライブを楽しみたいというファンの心の叫びだったのでしょうか……おかしいなんて言って、失礼しました。
と、いうようなことも、アニメや関連動画を見ているうちにわかってきました。『--season3』の第3話「夢は終わらない」は2015年の有馬記念(G1)をモチーフとした話で、ゴールドシップをメインにしたストーリーだったので、当時生観戦した思い出がオーバーラップします。実名で出てこない馬も、「オールハイユウというのはゴールドアクター?」「ブレイブターゲットというのはヒットザターゲット?」などと想像するのも楽しいです。しかし、日本国内で12万人が一堂に集うイベントって他になかなかないですよね。割れんばかりの歓声と熱視線が注がれるグランプリレースの日は、朝から競馬場全体がワクワク感に包まれ、本当に楽しい一日です。また中山競馬場に行きたいな。
さて、アニメの主人公のモチーフになっているキタサンブラックとゴールドシップがどちらも勝ったG1レースが菊花賞です。今年は改修が終わり京都競馬場に戻っての開催ですので、阪神開催だった去年、一昨年のデータはそのまま使えないから注意ですね! そしてきっと登録していたら1番人気だったレーベンスティールは、セントライト記念(G2)を圧勝し優先出走権を得ながら回避することが発表されました。これは……穴馬チャンス、私の出番じゃないですか!?
ということで、この原稿の締め切りギリギリまで予想していて、確定した枠順を確認した私は、思わずガッツポーズしてしまいましたよ。推しの馬が絶好と思われる枠に入ったからです。
◎はズバリ、2枠4番のダノントルネード! 出走する全馬の前走や重賞出走時の動画をチェックしていましたが2走前の京都新聞杯(G2)では1着サトノグランツとのタイム差なしクビ差2着。2番手で直線を迎え、馬場の悪そうなインで粘りこんでの2着は強すぎでしょう。
そして今回出走している馬たちの中で京都競馬場を経験しているのはサトノグランツとダノントルネード、京都新聞杯3着のリビアングラスと同レース5着だったマイネルラウレアの4頭。やっぱり経験があるというのはアドバンテージだと思うんですよね。前走は出遅れて8着、人気を落としていますが、変えた馬具が効きすぎてしまったという明確な敗因、ハーツクライ産駒は晩成で叩き良化型、長距離OK。母方にサドラーズウェルズ全兄弟のフェアリーキングが入ってますし、雨が降ったらなお有利かも。厩舎はリバティアイランドの牝馬三冠も記憶に新しい中内田充正厩舎、そして鞍上は先々週毎日王冠(G2)をエルトンバローズで勝ったばかりの6年目、西村淳也騎手! 後入れ偶数番号の内目の枠から淀の最後の特徴的なコーナーを最短距離で回り、インで粘りこむ姿を想像してます。21年のセレクトセールで1億6500万円で落札された超高額ホース、その実力を見せつけてほしい!
○は、4連勝中のドゥレッツァ。去年11月の初勝利時には、東京でサトノグランツをゴール前で捉えての勝利でした。その後負けなしの4連勝中。前走の日本海S(3勝クラス)での直線の後方からの伸びは、ビデオを見ているとまるで一頭だけ飛んでいるようです。今回は乗り替わりで名手C.ルメール騎手が手綱を握ります。大外枠は嫌われがちで人気を落とすと思いますが、二桁馬番も結構馬券に絡むレースだと思うので、本番であっと言わせてほしいです。
▲は、サトノグランツ。菊花賞馬サトノダイヤモンド産駒で、前走神戸新聞杯(G2)ではレコード勝ちでした。ファントムシーフ、ハーツコンチェルトなど、この本番で対戦する相手を前走で撃破しているというのは心強いでしょう。距離は延びますが、川田将雅騎手が折り合いをしっかりつけて、京都の坂の経験と切れ味を活かしてくれるでしょう!
△は、皐月賞馬ソールオリエンス。私の大好きなキタサンブラックの産駒で、ヴァンドギャルドの兄弟です。そして枠は7枠14番、これは私が競馬ファンになるきっかけとなったオルフェーヴルが菊花賞を制した時と同じ馬番ですね。初めての遠征がちょっと心配ですが、金曜日から京都入りするそうで、万全な態勢で挑めそう。ダービー、セントライト記念と2着が続いていますので、勝ち切る競馬を意識し、引き続き騎乗の横山武史騎手がどう乗るのか楽しみです。
☆は、ナイトインロンドン。母父メジロマックイーンの芦毛で、外見はゴールドシップによく似ていますね! メジロマックイーンは1990年に菊花賞を制覇。同じ母父を持つオルフェーヴルは11年、ゴールドシップは12年に勝利していますし、3000メートルの長丁場で才能を開花させてほしいです。ゴールドシップ産駒のマイネルラウレアも気になりましたが、敢えて母父の血統にスポットを当ててみましたよ。競馬の世界にハマってから10年の時が過ぎ、その頃の現役馬の血を受け継いだ馬たちがまた熱いレースを繰り広げると思うと、やっと競馬ファンの醍醐味を味わえるようになってきた感じがします。
目を閉じると、私には見えてきますよ、◎のダノントルネードの大駆けが。トルネードといえば野茂英雄投手。90年代に大リーグ挑戦のため渡米する時には空港への見送りはゼロだったといいます。それがロサンゼルス・ドジャースで活躍して大ブームに。特徴的なトルネード投法のシルエットをデザインしたNIKEのスニーカー『AIR NOMO MAX』まで発売されました。ダノントルネードに関して、今は検索してもびっくりするほどノーマーク。ですが、大穴をあけ一日にしてスターになり、日曜日のレース後にはトレンドランキングを席捲してくれると信じてます!
(文=桃井はるこ)
告知-
●桃井はるこワンマンライブ『モモーイタイムトラベル -Music Journey-』12/2(土)Veats Shibuyaにて開催決定。
プレリクエスト先着先行チケットがローソンチケット(https://l-tike.com/momoi/ )にて発売中。
●文化放送「超!A&G+」にて新番組『サバイバルクイズシティ ラジオ編』がスタート。毎週火曜日19:30~生放送。( https://www.joqr.co.jp/qr/program/sqc/ )
●パーソナリティを務める『THE WORKS』がFM NACK5(79.5MHz)にて毎週日曜日24時から放送中。( https://www.nack5.co.jp/program/theworks/ )
●好評発売中発売の純情のアフィリアニューシングル『ジェネレーション・ギャップ』に収録される「恋はバラエティ!」の作詞を担当。
公式ページ→ http://stand-up-project.jp/j-afilia/
その他最新情報
桃井はるこ公式ホームページ http://rg-music.com/momoi/
桃井はるこX https://twitter.com/momoiktkr
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