ソウルスターリング単勝馬券3600万円は惨敗! 2億円おじさんになれなかった悲しき現実とあのミラクルとは?

 先日行われた第77回桜花賞。1番人気ソウルスターリングの敗退が話題となったが、その影でもうひとつ注目されていたことがあった。

 それはソウルスターリングへの大口投票、つまり馬券の大量購入だ。ネット上の一部ファンの間で、前日の土曜日から複数回にわけ、数千万円から数百万円の一括購入があったと話題となっていた。

 まず、前日発売の土曜10時45分頃に約3,000万円、そしてその10分後に約600万円。このふたつが同一人物の手によるものかは不明。だが、購入時間が近いため同一人物による追加購入の可能性を指摘する声が多い。

 ちなみに購入した馬券の種類は1着を当てる単勝。この大量購入の影響で一時期ソウルスターリングの単勝のオッズは1.1倍まで下がり、2番人気アドマイヤミヤビの単勝オッズが30倍以上に跳ね上がるというカオスな状況が発生したほどだった。

 最終的に単勝は1.4倍まで持ち直したものの、もしソウルスターリングが勝利していれば、その約3,600万円は約5,040万円に増えていた計算になる。それはそれで驚くべきものといえる。ただし、周知の通りソウルスターリングは3着に敗退してこの馬券は不的中、一瞬にして大金が消えてしまった。

 この大量購入で、2003年の「2億円おじさん」を思い出したファンも少なくないようだ。実際にネットでも同様の書き込みが見られる。しかしこの「2億円おじさん」は14年も昔の話であり、最近の競馬ファンにとっては「何の話か分からない」という人がほとんどのはず。もしかしたら今週の皐月賞も同様の大量購入があるかもしれない。そこでこの「2億円おじさん」についてあらためて振り返ってみたい。

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