JRAルメール&デムーロ「2019年・金杯不参加」表明!? 外国人JRA騎手が2人揃って年末年始の「海外渡航届」を提出する意味

「長く欧州の競馬で活躍したルメール騎手やデムーロ騎手からすれば、まとまった休みがない日本の競馬には疑問を感じているでしょうね。今回の海外渡航届は、とにかく休みがない競馬界に一石を投じた格好ですが、ファンや関係者からは概ね好意的に取られているようですよ。

海外馬券の発売や、ルールを世界基準に調整するなど、近年グローバル化を進めているJRAですが、この休みのない開催日程だけは”鎖国”状態……海外から異文化を持ち込む2人には、もっと大手を振って続けてほしいですね」(競馬記者)

 実際に日本競馬のレジェンドであり、騎手会長を務めている武豊騎手も、昨年ルメール騎手が”夏休み”を取った際は「さて、クリストフ・ルメール騎手が、今週末の競馬を休んでフランスに里帰り。いかにもフランス人らしい行動で、我々日本人もこういうことをスッとできるようになればいいなと、素直に思いました」と、自らの公式ホームページを通じて理解を示している。

「昨年からG1昇格を果たしたホープフルSが12月28日に固定されたことで、競馬関係者からすれば、ますます年末年始の休みが減っている状況。そういった中で金杯までガッツリ休む2人の姿勢には好感が持てますね。

競走馬という生き物を扱っている上、生活が懸かっているので、なかなか難しい面もあると思いますが、日本の競馬関係者も休みたい時は自由に休めるような環境になるといいですね」(別の記者)

 JRAは29日、2018年度の売上が2兆7950億830万4000円だったことを発表。これは前年比101.7%となり、7年連続の売上増となる。儲かっている時こそ”従業員”の待遇を考慮すべき時なのかもしれない。

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