JRA根岸S(G3)のレモンポップを超える「極太◎」を発見? アノ連敗地獄を止める可能性大

レモンポップ

1番人気が予想される実力馬たちに死角なし?

 今週末は中京競馬場で高松宮記念(G1)に向けた前哨戦・シルクロードS(G3)、東京競馬場でフェブラリーS(G1)の前哨戦・根岸S(G3)が開催される。

 シルクロードSで人気を集めそうなのは、デビューから10戦全てで掲示板を確保しているナムラクレア(牝4歳、栗東・長谷川浩大厩舎)。前走のスプリンターズS(G1)は、2番人気に支持されるも5着と期待を裏切る形となってしまった。

 しかしながら、イン有利な馬場で終始外を回らされたことが敗因であることは明白。それでも勝ち馬と0秒2差だったという点は評価してもいいだろう。調教では軽快な動きで仕上がりの良さをアピール。ココでも上位争いを演じそうな気配だ。サマースプリントシリーズを制した実力馬が巻き返しを狙っている。

 根岸Sは、ここまで9戦して6勝2着3回のパーフェクト連対を継続しているレモンポップ(牡5歳、美浦・田中博康厩舎)が中心となりそうだ。27日現在、『netkeiba.com』の予想オッズは単勝1倍台の1番人気と大本命に推されそうな雰囲気である。

 美浦Wコースでの追い切りでは、余裕を感じさせる走りで5ハロン68秒3-11秒8をマーク。馬体も上々で調整は万全といった印象だ。陣営も「良い状態でレースを迎えられそう」と自信が感じられるコメントを残している。4戦無敗の東京1400m戦で、重賞初制覇を達成できるかに注目だ。

レモンポップを超える「極太◎」? 連敗地獄を止める本命か

 両馬ともに軸馬候補と考えるファンは多いだろうが、「信頼できる本命」という意味では土曜日の中京11R伊賀S(3勝クラス)に出走する馬も一部から熱視線を浴びているようだ。「極太◎。これは絶対に狙いたい」といった声も浮上している。

和田竜二騎手

「連勝を狙うイスラアネーロ(牡4歳、栗東・吉村圭司厩舎)ですね。前走は2勝クラスを5馬身差で圧勝。陣営も『成長を感じる内容だった』と手応えを掴んだようです。昇級戦となりますが、関係者から『あそこから押し切った能力はこのクラスでも通用する』と自信に満ちた声が出ています。鞍上を務めた和田竜二騎手も『クラスが上がった方がレースはしやすい』と言っているようですし、確かに狙いたくなりますね。

そんな和田竜騎手は、昨年11月19日の勝利後から大連敗中。先週も18レースで手綱を握りましたが、残念ながら勝ち星を挙げることはできませんでした。もちろん連敗中も2着14回、3着17回と結果は残しているように勝利にはあと一歩。不本意な連敗記録を、一刻も早く止めたいというのが本音ではないでしょうか。

連敗前の最後の勝利はイスラアネーロとのコンビ。同馬とは1勝・2着1回と相性抜群で良いイメージを持っていると思います。相手関係を見てもチャンス十分なココへ、特別な意気込みを持っていても不思議ではありません。状態も不安はなさそうですし、好評価する声が多いのも納得ですね」(競馬ライター)

 丸2か月間勝利なしという連敗地獄が続いている和田竜二騎手。勢いを感じるイスラアネーロとのコンビで、この危機的状況を脱するのだろうか。JRA重賞通算50勝を誇る名手の手腕に注目だ。

GJ 編集部

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