平成最強の短距離王は誰?馬はロードカナロア?サクラバクシンオー?騎手は武豊?岩田康誠?
■最多勝利騎手
武豊計8勝
スプリンターズS=2勝
高松宮記念=2勝
アベイユ・ド・ロンシャン賞
(フランス・芝1000m)=2勝
モーリス・ド・ゲスト賞
(フランス・芝1300m)=1勝
ジュライカップ
(イギリス・芝1270m)=1勝
続いて岩田康誠が合計5勝(スプリンターズS=2勝・高松宮記念=1勝、香港スプリント=2勝)、藤田伸二が合計4勝(スプリンターズS=1勝・高松宮記念=3勝)、他に合計3勝で池添謙一、ミルコ・デムーロなどがいる。国内G1レースであれば武豊と藤田伸二の二人だが、海外まで活躍の場を広げると「さすが武豊」といえる成績である。
実績的にも記録的にも平成の短距離王はロードカナロアで揺るがない。1200mのG1レースを5勝、1200~1400mの重賞は合計6勝、1200~1400mは15戦10勝2着4回3着1回とすべて3着以内の成績。加えて過去に日本馬が歯が立たなかった香港スプリントを2勝しているのも際立っている。まさに平成の短距離王と呼ぶに相応しい実績と実力といっていいだろう。
そして騎手に関しては、武豊が断然だ。国内のG1レースだけでなく、海外でG1レース3勝はさすがの一言。近年、日本馬の短距離路線で海外遠征は香港以外目立たず、今後もヨーロッパへの遠征は少なそう。そういった意味でも、この武豊の偉業は当分塗り替えられることはないだろう。
今週行われる高松宮記念は、平成の短距離王ロードカナロア産駒のダノンスマッシュが出走する。そして平成の短距離王武豊もまた、モズスーパーフレアとのコンビで出走する。平成の短距離王と馴染みのある2頭がどんなレースを見せるか、平成最後の高松宮記念から目が離せない。