【大阪杯(G1)展望】JRA「G1馬8頭」集結! 「復帰」ワグネリアンに「雪辱」ブラストワンピースなど、予測不能豪華決戦!
31日、阪神競馬場で大阪杯(G1、芝2000メートル)が開催される。新設G1レースとして定着、今年も豪華メンバーが集った。レースを展望しよう。
いよいよワグネリアン(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が始動する。昨年は日本ダービー(G1、芝2400メートル)を制し同世代の頂点に立った。秋は天皇賞・秋(G1、芝2000メートル)で古馬強豪に挑戦する計画だった。しかし、神戸新聞杯(G2、芝2400メートル)を優勝すると、疲労の蓄積が考慮されて休養に入った。
ここが先輩古馬との初対戦となる。強豪古馬の大将格レイデオロとスワーヴリチャードは大阪杯同日ドバイシーマクラシック(G1、芝2410メートル)に参戦するため不在だが、それでもかなり骨っぽい馬が相手となる。また、日本ダービー以降に成長し、秋競馬でG1タイトルを獲った同世代のライバルとの戦いでもある。それらの相手を一蹴して、JRA賞最優秀3歳牡馬の座を逃した鬱憤を晴らしたい。
ブラストワンピース(牡4歳、美浦・大竹正博厩舎)は日本ダービーと菊花賞(G1、芝3000メートル)では結果を出せなかったが、有馬記念(G1、芝2500メートル)でレイデオロを破って優勝。JRA賞最優秀3歳牡馬に輝いた。有馬記念では古馬に対して2キロの斤量恩恵があったが今回は同斤。それでも王者として、強豪たちの挑戦をはね返さなければならない。
日本ダービーではワグネリアンの鞍上福永祐一騎手の好判断で外からフタをされて進路を失う不利があった。そのため日本ダービーで一番強かったのはこの馬だったという指摘も少なくない。ここで日本ダービー馬に雪辱するのも責務だ。