武豊マテラスカイ「大阪杯」蹴って勝算アリ!? ドバイゴールデンシャヒーン(G1)で昨年5着以上が狙える理由
「スピード勝負だし、スタートが大事になる」
ここまで国内では、その圧倒的なスピードで主に逃げ馬として活躍しているマテラスカイ。しかし、昨年のドバイでは、ゲートの出がイマイチだったこともあって先手を奪われた。得意の展開に持ち込めず、砂を被る苦しい展開。それで5着は立派だが、さらに「上」を求めるには自分の競馬に持ち込むことが必須だ。
「今年も各国のスピード馬が揃いましたから、マテラスカイといえ主導権を握るのは、そう簡単なことではありません。そういった点で外から2頭目の9番枠を引けたのは大きいですね。
陣営も『キックバック(前の馬から砂が飛んでくる)のこともあるし、悪くないと思う』と話していた通り、これなら仮にスタートで多少遅れても、外から巻き返しやすい枠。ペースによってはハナを奪って得意の形に持ち込む可能性もありますね」(同)
レースのカギを握る武豊騎手は今週、日本の大阪杯(G1)を蹴って、このマテラスカイに乗るためだけに海を渡った。
自らの公式ホームページを通じて「世界の名手が集合するビッグイベントは、その中にいるだけで刺激的」と語った武豊騎手は「馬は昨年も同じ舞台で見せ場を作っていますし、ボクも存在感を示してくるつもりです」と気合十分。50代最初の海外遠征でG1制覇なるか。日本競馬が誇るレジェンドの”勝負駆け”に注目だ。