JRA桜花賞(G1)武豊「どう乗る」? シェーングランツ「1枠1番」は外回りコース12年間で勝利なし
後方で最後の直線に向いたシェーングランツは、武豊騎手が進路を探して外に持ち出そうとするが、他馬に被せられて、そのまま密集地帯へ。馬群を上手く捌きながら追い上げを見せたが、スムーズな大外一気を決めたダノンファンタジーやクロノジェネシスに先着を許す結果となってしまった。
「クロノジェネシスは内枠に入りましたが、ダノンファンタジーは阪神JFと同じ7枠。それも前走では2頭とも好位で折り合うなど、競馬ぶりに幅を見せています。これだけを見てもシェーングランツは苦しい。この難しい状況で鞍上の武豊騎手がどう乗るのか、腕の見せ所ですね」(同)
ちなみに桜花賞が阪神の外回りコースで行われるようになった2007年以降、1枠1番は昨年のラッキーライラックの2着が最高。勝利した例はない。
自身の公式ホームページで「ボクの騎乗馬は人気薄の伏兵シェーングランツですが、人気ほどの差はないと思っています」と期待を寄せている武豊騎手。桜花賞5勝を誇るレジェンドが、難しい枠をどう乗るのか。今年の見どころの1つとなりそうだ。