JRA石橋脩ラッキーライラック惨敗で「次走」乗り替わり!? 阪神牝馬S(G2)「裏目に……」好スタートも控えて不利連発で終了……
逃げの競馬で、重賞勝ちのあるクロコスミア。抜群のスタートで飛び出した以上、ハナを主張するのかと思われたが、鞍上の岩田康誠騎手が自重。行きたい馬を行かせる形で好位をキープすると、それに伴ってラッキーライラックはズルズルとポジションを下げた。
結果的に、内に包まれる形となったラッキーライラックは、3コーナーの入り口で両方から挟まれる不利。さらにポジションを落としたところで万事休す……。
レース後、元JRA騎手の安藤勝己氏が公式Twitterを通じて「ラッキーライラックは道中詰まって下がった時点でリズム崩した。直線はササっちゃて競馬になってない」と語った通り、最後の直線では外にササって競馬どころではなかった。
石橋騎手も半身のような状態になりながら必死に追ったが、8着でゴールした。
「石橋騎手、そしてラッキーライラックにとっては気の毒なレースになりましたね。好スタートを決めたものの、折り合いを重視して後方に下げてしまったのが運の尽きでした。
不利があったことは確かですが今回の場合、自ら難しい競馬を選んでしまったのが『判断ミス』ということになるのかもしれません。ただ、ラッキーライラックを応援しているファンからすれば、せっかくの好スタートを台無しにしてしまった石橋騎手の騎乗を擁護するのは難しいでしょうね。
折り合いは当然大事ですが、距離の短いマイル戦だっただけに、そのまま行ってしまってもよかったのかもしれません。本人も『普通にポジションを取っていれば……』と悔やんでいました」(競馬記者)
メインの重賞レースで単勝1.5倍という圧倒的な人気だっただけに、ラッキーライラックの惨敗はファンの間でも大きな波紋を呼んだようだ。