JRA桜花賞(G1)グランアレグリア「ルメール・マジック」で”圧逃劇”!! 「次走」はオークス(G1)ではなく「あのレース」濃厚か
逃げていたプールヴィルをあっさり競り落とし独走に入ったグランアレグリア。そんな本馬をマークしていたダノンファンタジーが必死に追いすがるが、まったく差が縮まらない。逆にダノンファンタジーの脚が上がって、内からシゲルピンクダイヤ、外からクロノジェネシスに差されたところがゴールだった。
真っ向勝負を挑みに行った2歳女王ですら、まったく歯が立たない圧倒的なパフォーマンス。「ゴールまで凄く良いペースでいけました」とルメール騎手が称賛した勝ち時計は、堂々の桜花賞レコードだ。
「昨年のアーモンドアイの勝ち方も強烈なインパクトがありましたが、今年のグランアレグリアも物凄い競馬でした。スローを見越して早め先頭の競馬を決断したルメール騎手の判断力もさすがですが、馬も強かったですね。
一方のダノンファンタジーは、そんなグランアレグリアを負かしに行っての4着。馬券圏外となりましたが、川田将雅騎手の競馬は責められませんよ。今日は勝ち馬が強過ぎたという印象ですね。それにしても(ノーザンファーム)天栄は凄い」(競馬記者)
もはや”王道”など存在しないということだろうか。
昨年、1月のシンザン記念(G3)以来の最長記録で桜花賞を勝ったのがアーモンドアイだったが、今年のグランアレグリアはそれを超える中111日での勝利。日本最高の施設を持つといわれる外厩・ノーザンファーム天栄が、またも競馬の常識を覆した。
気になるグランアレグリアの次走に関して、オークス(G1)への可能性を問われたルメール騎手は「2400mまで行けるかどうかわからない……難しそう(笑)」と言葉を濁した。やはり既報通り、NHKマイルC(G1)に向かうことが有力なようだ。