JRAダノンプレミアムは「何故」マイラーズC(G2)なのか?「マイルでは負けない」陣営が下した決断と、その証明へ
「安田記念を目指すにしても『大阪杯に出走してほしかった』『マイラーズCを使う意味はあるのか』という声は今も大きいですね。確かに金鯱賞の内容なら、本番でも十二分に勝負になっていたはず。
ですが、陣営としてはダノンプレミアムのマイラーとしての素質を極めて高く評価しているようです。
そうなるとマイラーズCを使うのは、安田記念を狙う上で約1年半ぶりとなる『マイル戦の流れを経験させておきたい』という陣営の思惑がありそうです。逆に言えば、この馬はもうアーモンドアイら歴史的な名馬と同じく『簡単には負けられない存在』になっているということなのでしょう」(競馬記者)
実際に、中内田厩舎の公式ホームページでは「厩舎スタッフの中でも、彼の能力は、実はマイルでは負けないのではないかというくらい評価が高く、ベストの適正を考慮してのローテーションとなります」とマイル路線を選択した理由が記載されている。
1週前追い切り終えた後も「2000m以上より、マイルは楽に競馬ができそう」と1600m挑戦に対して自信を深めている様子。前哨戦とはいえ、マイラーズCで負けるつもりはない。
そんなダノンプレミアム陣営が見据える安田記念には、香港から史上最強と評価されているビューティージェネレーションが参戦予定だ。