JRA「65年ぶりテン乗り偉業へ」D.レーンがサートゥルナーリアで日本ダービー(G1)。「ルメール・ファースト」如実
このまま予定通り騎乗が実現したとして、レーンにとってはこれ以上ない『ビッグチャンス』が到来したということになります」(競馬紙記者)
仮に「乗り替わり」で日本ダービーを制したとなれば、それは史上3人目の快挙だ。それも最後の勝利は85年シリウスシンボリ(岡部幸雄から加藤和宏)で、「テン乗り」となると54年ゴールデンウエーブまで遡る。日本ダービーは乗り替わりにとって地獄の歴史を持つのだ。
しかし、もしレーン騎手がこのダービーを勝つようなことがあれば、日本の競馬ファンにD.レーンの名は深く刻まれることになるだろう。かつてあのディープインパクトを日本馬で唯一下したハーツクライの鞍上・C.ルメールのように。あるいは天皇皇后両陛下に跪いて勝利の報告をしたM.デムーロのように。その後の2人がどうなったかは述べるまでもないことだ。そして乗り替わりが常の現代競馬を考えれば、そんな状況での勝利もあり得なくはなさそうだ。
もちろん、冷めた意見も多いのだが……。
「『元主戦のデムーロが空いてるぞ』『これで勝たれたら日本競馬終了だろ』『他の国ではあり得ない』『日本人乗せてあげろよ』など、否定的な意見も目につきます。