JRAオークス(G1)ダノンファンタジー「距離克服」は可能か? 川田将雅騎手も懸念した桜花賞(G1)完敗の「本当の理由」
最大のライバルが不在である以上、「復権」は絶対の課題だ。
19日に東京競馬場で開催されるオークス(G1)は、2歳女王ダノンファンタジー(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)にとって負けられないレースとなる。
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)勝ちを含む4連勝と破竹の勢いに乗って挑んだ、前走の桜花賞(G1)。ダノンファンタジーは単勝2.8倍の1番人気に推されたものの4着と、キャリア初の馬券圏外に完敗した。
先に動いたライバル・グランアレグリアを追いかける「勝ちに行く競馬」をしたが、主戦の川田将雅騎手が「勝ち馬が早めに動いていく形になり、追いかけざるを得なかった分、苦しくなってしまいました」と振り返った通り、ゴール前で失速……シゲルピンクダイヤやクロノジェネシスにも先着を許してしまった。
陣営は、そんな桜花賞を振り返り「桜花賞は勝ち馬を追いかけていく形での4着。よく頑張ったし、内容あるレースをしてくれた」と評価しているが、今や桜花賞以前までの「女王」ではなくなったダノンファンタジー。
オークスでの巻き返しが期待されるものの「さらに厳しい戦いになる」という声もある。