JRAアーモンドアイ「熱」「ルメール落胆」とノーザンの「本音」。サートゥル&ブラスト敗戦で狂った「リズム」
現在の「暑さ」、そしてアーモンドアイの「体質」が、大きな懸念材料のようである。
さらに、アーモンドアイ自身はもとより「周囲」の状況もまた、今回の安田記念に暗い影を落としているらしい。
「鞍上は当然C.ルメール騎手ですが、彼のアーモンドアイでの『凱旋門賞挑戦』の思いは相当強かった。それだけに、無念の遠征回避で本人も落胆しているようです。今回の安田記念参戦はやや唐突な印象でしたが、あくまでも目的は『ノーザンファームのG1勝利記録』のため。実際にアーモンドアイが安田記念を勝利しても競走馬の価値は上がりませんし、負ければそれこそ評価が下がるという『メリットが極めて薄い』戦いです。
ノーザンファームのとある関係者によれば『もう無事に繁殖に上がってくれればというのが本音』とも。牝馬三冠にジャパンC、今年はドバイも制しただけに『これ以上価値を高めるレースは凱旋門賞しかなかったですからね』と、苦しい胸の内を明かしてくれたようです」(同)
ノーザンファーム系クラブといえば今春もG1戦線でも圧倒的な存在感を示したが、先週の日本ダービー(G1)当日の結果で、当初の「目論見」が外れた点も見逃せない。