JRA「レイデオロ弟撃破」サリオスに「ダノンキングリー級」評価!? 怪物リアアメリアら大器続々……「アーモンドアイ軍団」が開幕新馬ジャック!!

 ロジャーバローズによる大波乱の日本ダービー(G1)制覇から1週間。今週から早くも来年のクラシックを目指す若駒たちによる新馬戦が幕を開けている。

 良血有力馬の早期デビューが注目されている昨今、POG(ペーパーオーナーゲーム)などを嗜む熱心な競馬ファンにとって「新馬開幕週」は最も注目されるところだが、今年もその期待に違わぬ「怪物」が衝撃のデビューを飾った。

 1日の新馬戦で”世代一番星”を上げたリアアメリア(牝2歳、栗東・中内田充正厩舎)だ。

 阪神・芝1600mを6頭立てで行われたレース。単勝1.2倍という圧倒的な人気に推されたリアアメリアは、川田将雅騎手が「意識的に出遅れさせて、後ろからの競馬を練習させました」と話した通り、スタートで後手を踏んで後方から。

 道中では首を上下して幼い面もあったリアアメリアだが、最後の直線で外に出されると、そこからは桁違いの伸び脚。馬なりのまま先頭集団に並び掛けると、あっという間に後続を突き放した。

「見ての通り、強い内容です」

 レースを見守った中内田充正調教師も絶賛する通り、その後はワンサイドゲーム。話題の良血馬が2着馬に8馬身差を付ける衝撃的なデビューとなった。

「早くから話題になっていたリアアメリアが出走ということもあって、寂しい頭数になりましたが、ウワサに違わぬ強さでしたね。中内田調教師が『幼さを残し、粗削りな部分だらけ』と語った通り、道中でうるさい面を見せましたが、ポテンシャルは超一級品。来年に向けた2歳馬たちの争いも、まずはこの馬を中心に展開されるんじゃないでしょうか」(競馬記者)

「大きいところを狙っていきたい素材で、上手に成長させてあげたいです」と、大きな”先”を見据える中内田調教師。気になる次走に関しては「ひと息入れて、次は秋以降になると思います」とのことだった。

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