JRAアーモンドアイ「天皇賞で逆転」不運の敗北、それでも「圧倒的存在」の理由
安田記念(G1、芝1600メートル)で、単勝1.7倍の圧倒的な1番人気に支持されるも、3着に終わったアーモンドアイ(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)。今後は放牧に出される見込みで、次走は10月27日の天皇賞・秋(G1、芝2000メートル)が有力視されているという。
安田記念は、スタート直後に大外枠16番のロジクライが内側に斜行。14番に入っていたアーモンドアイは不利を受け、後方からのスタートを余儀なくされてしまう。最後の直線では、大外から上がり最速32.4秒の脚で追い上げ、”らしさ”を見せるも、タイム差ナシの3着。
新馬戦以来の黒星を喫したアーモンドアイ。主戦のC.ルメール騎手は、「5馬身くらいはロスがありました。G1で前が有利なレースだったし運がなかったです」とスタート直後の不利が勝敗を左右したと話している。
「あれだけの不利を受けたにもかかわらず、直線もよく伸びて3着に入っています。誰もが『五分のスタートを切っていたならば…』と思ってしまうのも当然でしょう。
陣営としても今回は全力を出し切ったとは考えていないでしょう。次走には天皇賞・秋が視野に入れられていますが、出走するならば安田記念の鬱憤を晴らすべく、120%の状態で出てくるでしょうね。次こそは最強女王らしい走りを見せてくれるはずです」(競馬誌ライター)
巻き返しが期待されるアーモンドアイ。天皇賞・秋へ出走するならば、前哨戦を挟まず、直行する可能性も高いという。