武豊・騎乗停止はJRA「売上204億円」の犠牲者!? 安田記念(G1)後、非難轟々も「騎乗停止は重過ぎる」の声
5日、武豊騎手が自身の公式ホームページを更新し、騎乗停止処分が下された先週2日の安田記念(G1)において、改めて謝罪の意を示した。
「初めに安田記念のスタート直後の出来事についてお詫びを申し上げなければいけません」
昨年の「年度代表馬アーモンドアイVS大器ダノンプレミアム」という現役No.1決定戦として、例年以上の注目を集めた今年の安田記念(G1)。
だが、スタート直後に大外枠のロジクライが内側へ斜行。主役2頭に加えペルシアンナイト、ロードクエストの4頭が大きな不利を受け、レース後には不名誉な”主役”として、競馬界のレジェンドの名がやり玉に上がった。
「騎乗馬、ロジクライは大外枠から絶好のタイミングで出てくれましたが、直後になにかを見て内へ。半馬身出てしまっていたこともあって、すぐ内側の数頭に迷惑をかけてしまいました。その中には1番人気、2番人気の馬もいましたから、馬の癖によるものとしても騎手としての責任を感じないわけにはまいりません」
レース後の取材には「スタートして1完歩目は真っすぐ出たが、その後に物見をして内にヨレてしまった。3、4頭に迷惑をかけてしまった。申し訳ないです」とコメントを残した武豊騎手だったが、公式HPを通じて改めて謝罪の意を示した。
騎乗馬が物見をしてしまうという人間の力では防ぎ難い、競馬ならではアクシデントだったが、周囲の模範となるべき騎手会長として、やはり重い自責の念があるようだ。