JRA注目新馬“良血馬”たちが次々に出陣! 武豊が中京競馬場で『伝説の新馬戦』再現!?
先週の土曜日、中京競馬の第5R・2歳新馬(芝1600メートル)では、「3冠配合」の末に誕生した良血馬ラインベックが、単勝1.5倍の圧倒的1番人気に応える形で勝利。これからどんなローテーションが組まれるのかが気になるところだ。
今週も新馬戦が行われる。期待の良血馬が勝ち上がるのか、それとも波乱があるのか。今週末にデビューを飾る素質馬たちを紹介していこう。
7月7日(日) 函館競馬場 第5R 2歳新馬(芝1800メートル)
注目は、池添謙一騎手が騎乗を予定しているオーソリティ(牡2歳、美浦・木村哲也厩舎)。
父はオルフェーヴル、母はロザリンド、母父はシンボリクリスエス、そして母母はシーザリオという血統。名牝シーザリオを祖母に持つため、近親にはエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアなどG1馬がずらりと顔をそろえる。
ゲート試験に合格後は、ノーザンファーム天栄で乗り込まれ、先月上旬に函館入り。最終追い切りでは3歳1勝クラスと併せ馬を行い、3馬身追走し、クビ差先着。タイムは5F70秒、ラスト12秒5を記録した。阿部助手は「追うごとに進化している。まだまだ良くなるよ」と高評価していた。
シーザリオ一族として負ける訳にはいかない。
対抗はブラックホール(牡2歳、美浦・相沢郁厩舎)だ。
父馬はG1・6勝をあげたゴールドシップ、母ヴィーヴァブーケ、母父はキングカメハメハという良血だ。
今月3日に最終追い切り。デビュー戦で騎乗する石川裕紀人騎手を背に余力を残しながら、5F70秒0、ラスト12秒5を記録。馬体重は400キロ前半といささか小柄だが、三尾助手は「バランスが良く、体以上にスタミナがありそう」と語る。
父ゴールドシップに勝利を捧げることができるだろうか?