JRAレーン「地方移籍(風)」の理由……帝王賞(G1)スポット参戦より重要な「期間の使い方」

 17日、NAR(地方競馬全国協会)はD.レーン騎手に6月26日(水)~7月25日(木)の期間で短期騎手免許を交付すると発表した。これに伴い、NARのホームページにはレーン騎手が帝王賞(G1)でオメガパフュームに騎乗予定だと掲載されている。

 レーン騎手は4月27日(土)から騎乗を開始すると、初日こそ0勝だったものの翌日には4勝と大爆発。3日目にはメールドグラースで新潟大賞典(G3)を勝ち、JRA重賞初勝利を達成した。1カ月半で早くも30勝をあげ、うち重賞5勝を数えるなど、存在感を示している。

「レーン騎手がJRAから交付された短期免許の期間は、4月27日(土曜)から6月25日(火曜)まで。本来ならば26日に開催される帝王賞で騎乗はできませんでした。主に外国人騎手に交付される短期免許は1年で最大3カ月。伸ばすこともできたはずですが、帝王賞後は9月まで大きなレースがありません。その1レースのために残された1カ月を使うのはもったいないと考えるのは当然です。だから今回、JRAからではなくNARから短期免許を交付するというプランに出たのではないでしょうか? 帝王賞後は1戦も乗らずにレーン騎手が国外に戻ることも考えられますよ」(競馬誌ライター)

 なにはともあれ、オメガパフューム陣営が心強い味方を手に入れたのは確かだ。近走の成績から他の有力馬よりも一枚劣ると見られていた同馬だが、ここにきてその評価も一変しそうだ。

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