JRA「逃げ身上」マイスタイル今度こそ……昆貢「欠点見当たらなくなった」重賞制覇は悲願
14日に行われる函館記念(G3、芝2000メートル)にマイスタイル(牡5歳、栗東・昆貢厩舎)が出走する。重賞初制覇を飾る可能性はあるのだろうか。
マイスタイルは一昨年の弥生賞(G2、芝2000メートル)で2着となり、3歳クラシック競争すべてに参加する。皐月賞(G1、芝2000メートル)は16着だったものの、日本ダービー(G1、芝2400メートル)では果敢に逃げて4着に粘った。距離不向きに加えて歴史的な道悪となった菊花賞(G1、芝3000メートル)では走る気をなくしてのシンガリ負け。これは仕方がなかった。
4歳になった昨年は田中勝春騎手とのコンビで4月の福島民報杯(オープン、芝2000メートル)から始動。ハイペースの追い込み競馬になったにも関わらず2番手からの競馬で2着に残した。その後は降級制度により条件戦から再スタート。夏の函館で1000万下特別と1600万下特別を逃げ切って連勝。再びオープン馬となり、重賞制覇も間近と思われたが、それ以来勝利を手にしていない。
マイスタイルは重賞では力が少し足りない馬なのだろうか。あるいは、重賞を勝てる力を持ちながら勝ちそこねている馬なのだろうか。