JRA「神業レーン」再び? 帝王賞(G1)オメガパフュームで最後の一撃か
26日(水)に開催される交流G1・帝王賞。ここからの巻き返しが期待されているのが、オメガパフューム(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎)だ。
昨年のジャパンダートダービー(G1)で2着に入ると、続くシリウスS(G3)では古馬勢を物ともせず勝利。その実力を証明すると、堂々と秋のダート王道路線に乗り込んだ。
JBCクラシック(G1)では名だたるダート実績馬を相手に2着と好走。チャンピオンズC(G1)こそ5着に敗退したが、東京大賞典(G1)で飛躍。直線で良く伸びて古豪ゴールドドリームを退けて優勝。ついにG1馬に輝いた。
だがG1馬として挑んだ今年のフェブラリーS(G1)では、10着とまさかの大敗。鞍上のM.デムーロ騎手は「直線では思ったほど伸びてくれなかった」と首をひねった。それでも続く平安S(G3)では、前走の成績、さらに出走馬中最重量となる59キロの斤量などが不安視されたものの、殊勲の3着。復活の兆しを見せている。
「オメガパフュームは栗東坂路で4ハロン53秒5、ラスト12秒7を記録。順調に調整も行われているようです。帝王賞は大井競馬場で行われますが、オメガパフュームは右回りでは8戦して5勝、2着2回3着1回と馬券圏内を外さない走りを見せています。得意の右回りでG1・2勝目を手に入れたいところでしょうね」(競馬誌ライター)