重賞穴馬データ~札幌記念・北九州記念~
北九州記念
サマースプリントシリーズとして行われるこの北九州記念は、夏競馬を代表する「波乱重賞」だ。過去10年で上位3頭が6番人気以下で決着する大波乱も3回ありまさに穴馬御用達のレース。その10年で6番人気以下で3着以内に激走したのは14頭。穴馬の激走傾向は以下の通りだ。
・騎手は圧倒的に関西所属騎手が優位。
・調教師も関西所属厩舎だけでいい
・性別は牡馬も牝馬もまったく互角。
・年齢は4~5歳が中心で3歳と6歳馬も要注意。逆に7歳以上の高齢馬は割引が必要。
・斤量は52kg馬の激走が圧倒的に多いが51~56kgまで幅広く許容範囲。
・前走人気は条件戦は1~2番人気、条件戦以外なら5~16番人気に注目
・前走着順は条件戦なら勝利が必須。オープン特別以上なら16着以下までOK
・前走距離は1000~1200m戦が中心
・3走以内に3着以内に好走歴がある馬が優位
以上を踏まえて浮上する今年の穴馬候補は以下の3頭だ。
ローズミラクル
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各条件にほぼ合致。前走は初重賞挑戦で5着に健闘し今回は斤量も2kg減。まさに狙い所で注目の一頭だ。
オウノミチ
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オーナーの小田切氏は九州の有力者で今回は地元での出走となる。各条件に合致しており過去に地元馬主のツルマルレオンが勝利したこともあって要注意の一頭。
プリンセスムーン
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鞍上の北村友一騎手は過去10年で2度このレースで激走している穴騎手。同馬は新潟1000mのイメージが強いが初勝利はここ小倉の芝1200m。侮れない一頭だ。
過去に何度も穴馬3頭が上位独占した経緯があり、北九州記念に関しては3頭の穴馬を紹介した。これに昨年の優勝馬ベルカント、 ラヴァーズポイントといった実績馬を加えた馬券を推奨したい。