JRA川田将雅「アーモンドアイを追い詰めた馬」でクイーンS楽勝!? 問題は「●●」
ミッキーチャームの昨年と今年の戦歴を見る限りクイーンSは何の不安もない。札幌の洋芝、距離の1800メートルはクリア済みであり、滞在競馬なのでもちろん長距離輸送はない。まさに勝ってくださいと言わんばかりのお膳立ては整った。
問題は展開と別定重量56キロだろうか。ミッキーチャーム以外で逃げそうなのはエイシンティンクルとリリックドラマだが、ミッキーチャーム自身は逃げにこだわる必要はない。誰かが飛ばせば2、3番手に控えればいいし、スローになりそうであれば自分でペースを作ればいい。川田騎手に任せよう。
しかし、56キロの斤量はやってみなければわからない。初めて背負う斤量であり、55キロでも優勝経験はないのだ。実際、56キロを背負った馬は勝っていないのがクイーンS。とはいえ、やがてはG1レースを制覇したいという牝馬が56キロにへこたれているわけにもいくまい。
ミッキーチャームが“アーモンドアイの2着になった馬”から脱皮してG1馬の称号を得るためには、まずはクイーンSを勝たなければならない。そして秋のG1戦線に堂々と乗り込みたい。