JRAキングジョージ「世界女王」エネイブルに大魔神・佐々木主浩氏もお手上げ!? シュヴァルグランの気になる次走に「大チャンス」到来か?

 歴史的に残る壮絶な叩き合いは、見る者を魅了すると共に、改めて世界のレベルの高さを見せつけられた。

 27日にイギリスのアスコット競馬場で行われた「真夏の祭典」キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)は、最後の直線でクリスタルオーシャンとの競り合いを制したエネイブルが優勝。これでG1・9勝を含む11連勝。世界女王が前人未到の凱旋門賞(G1)3連覇へ、まずは大本命に躍り出た。

 また、日本から挑戦したシュヴァルグランは、後方から追い上げたものの6着に敗れている。

 11頭立ての芝2400m(2390m)で行われたレースは、凱旋門賞連覇中の世界女王エネイブルと先日の「ロンジンワールドベストレースホースランキング」で世界No.1に輝いたクリスタルオーシャンとの一騎打ちと見られていた。

 大外枠という難しいポジションからのスタートだったエネイブル。3歳馬のノルウェーがハナに立ち、クリスタルオーシャンがそれを見るような絶好位をキープする中、エネイブルは後方からの競馬を強いられた。それをマークするようにシュヴァルグランも続いている。

 エネイブルに食い下がることで上位進出を試みたシュヴァルグランだったが、4コーナーを迎えたところで、後方にいたはずの世界女王が一瞬のうちに先頭集団を射程圏に入れる。最後の直線に入り、先に先頭を捉えたのはクリスタルオーシャンだったが、そこにエネイブルが並び掛けると、2頭によるマッチレースが展開。キングジョージ史に残る壮絶な叩き合いだったが、最後は女王がクビ差だけねじ伏せた。

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