武豊グリムから2点勝負! エルムS(G3)は関係者情報で楽勝?
「現場の声を最重視するブロディN」が挑戦するのは11日(日)に開催されるエルムS(G3)。極秘ルートから仕入れた「関係者ネタ」で的中を狙う。
本命『◎』に選んだのは、12番グリム(牡4、栗東・野中賢二厩舎)だ。
今年はG3競走を3戦して2勝2着1回と好調。前走のマーキュリーC(G3)では好位追走から、直線で早目に先頭に立つと、そのまま押し切り、重賞4勝目をゲット。鞍上の武豊騎手は40代最後の重賞勝利を手にした。
「最終追い切りはウッド単走で5F71秒5、ラスト13秒を記録。時計は出ていませんが、これは輸送があることも考慮してのこと。1週前ではしっかりと負荷をかけられていたので、順調に来ているとみてよさそうです。
父がゼンノロブロイ、母父もサクラバクシンオーというスピード優位の血統。小回りで時計が出やすい中央の馬場が向いているようですね。スタッフは『このまま軌道に乗ってインティと共にダート界の中心を担っていきたい』と、同厩舎の先輩を引き合いに出しつつ、息巻いていましたよ」(栗東関係者・A)
対抗「○」にはダート初挑戦となる7番タイムフライヤー(牡4歳、栗東・松田国英厩舎)を指名した。
一昨年のホープフルSを制覇し、G1馬の称号を得たタイムフライヤー。だが、その後、皐月賞10着、日本ダービー11着と惨敗。秋の菊花賞では6着と意地を見せたものの、今年の中山金杯では2番人気ながら5着、さらに京都記念でも5番人気で8着と人気を下回る結果に終わっていた。
「ついにダート初挑戦。母父に米ダートで活躍したブライアンズタイムがいるなど、母系はダート色の強い血統なので適性があると言われていました。転向を今か今かと待ち望んでいたファンも多かったはずです。陣営は『大分、体に芯が入ってきた。行くならここだと』と語っていました。
函館Wコースでの最終追い切りは、単走で5F66秒2、ラスト12秒2の好時計を記録。稽古駆けするタイプではありますが、その分を差っ引いたとしても上々ですよ。あとは小回りの札幌競馬場にうまく対応できるかどうかでしょうね。中山競馬場でG1をとっているので大丈夫だと思うのですが……」(栗東関係者B)