JRA北九州記念(G3)は3点で十分! 貴重な現場情報でお盆もウハウハ?
サマースプリントシリーズ第4戦・北九州記念(G3)が、18日(日)に小倉競馬場で行われる。ここ10年で1番人気が未勝利、さらに近2年に至っては馬券圏内にも入っていない。比較的荒れる傾向にある真夏の電撃戦に「現場の声を最重視するブロディN」が挑戦。極秘ルートから仕入れた「関係者ネタ」で的中を狙う。
「◎」は復活を遂げた素質馬ミラアイトーン(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
2017年の夏の由布院特別(2勝クラス)を勝利後、肩の不安で戦線離脱。約1年半の長期休養の末に今年の2月に紫川特別(2勝クラス)で復帰すると、浜中俊騎手を背にブランクを感じさせない走りを見せて快勝した。
その1カ月後に淀屋橋S(3勝クラス)を勝つと、オープンクラスの鞍馬Sに挑戦。少し出遅れたため道中は中団に控えていたミラアイトーンだが、最後の直線で爆発。上がり最速タイの33.0秒の末脚でライバルをごぼう抜きにし、4連勝を記録した。
「『前走の末脚はすごかった』と関係者の間でも評判。折り合いや血統面を考慮しても短距離が合っているようです。元々能力は高かったものの、気性面や故障が災いして出世が遅れていたみたいですね。スタッフも『スピードはG1でも引けは取らない』と絶賛していましたよ。
騎乗する浜中騎手も『大型馬の割に機敏。とにかく瞬発力が半端ない』と評価。『この馬で大きいところへ行きたい』とすでに先を見据えていました。通算1000勝まであと1勝に迫っていますが、ミラアイトーンで節目の勝利をあげるかもしれませんね」(栗東関係者A)
「〇」には、前走の大敗からの巻き返しが期待されるモズスーパーフレア(牝4歳、栗東・音無秀孝厩舎)をあげたい。
今年に入ってカーバンクルS(OP)、オーシャンS(G3)と2連勝。スプリント戦線の期待の1頭と見られ始めていた。
そして満を持して臨んだ高松宮記念(G1)。武豊騎手を背に2番人気に支持されたモズスーパーフレアだったが、果敢にハナを奪うも、最後の直線で早々と手応えを失い、まさかの15着と大敗。レース後、武豊騎手は「いつものダッシュがなかった。本来の走りではなかったです」と言葉少なげに明かした。
「この馬は1戦完全燃焼タイプ。前走は大敗しましたが、関係者によれば『中山競馬場への遠征、さらに中2週の反動があった』とのこと。そして開催週に『坂路で49秒台を出して、それで終わってしまった感じ』と本番ではお釣りがなかったと明かしていました。
今回は出走間隔をあけてリフレッシュ。中間の稽古も燃え尽きないように若干軽めにしているようです。スタッフも『ダッシュ力は現役でも1番だと思っています』と胸を張っていましたよ。日曜までに馬場も回復しそうですし、持ち味をフルに発揮できれば面白いと思います」(競馬誌ライター)