JRA「やっぱりデムーロ旋風」中山リーディングは目前!対して●●は7勝→0勝、●●は5勝→1勝の大惨事
やっぱりデムーロ!そんな声が多方面から聞こえてきた9月のJRA中山開催だった。
今年9月から関西ではなく関東に拠点を移したM.デムーロ騎手が、9月から始まった中山開催で絶好調なのである。単独二桁の11勝を挙げ、2位C.ルメールに4勝差で開催リーディングは目前、その勝率は42.3%・連対率53.8%と圧巻で、まさにその実力を見せつけた3週間であった。
一時期の不振から「デムーロは終わった」といった声も聞かれたが、この成績を見ればその考えは間違いだったと誰もが気づいたはず。実際に多くの美浦トレーニングセンターの調教師や関東を拠点にしている馬主が、デムーロへの騎乗を要望しているという。
関西は、ルメール、川田将雅、福永祐一、武豊といったトップジョッキーが多く、有力馬の確保を含めてデムーロの立ち位置は微妙であった。それだけに、有力馬を確保して勝ち星をあげるには、関東へ拠点を移すのが最適であったのは事実。今年は大好きな京都にプール付きの豪邸を建てて話題を集めていたが、その京都から離れた関東遠征はまさに本気の表れと言って間違いない。
この11勝を見てみると、一部の厩舎や馬主に偏らず、満遍なく勝てる馬を選んでいることが分かる。そして人気薄馬でも結果を出していることが大きい。しかも26回の騎乗で、1番人気での騎乗は7回のみと過剰に人気になっていないところもポイントだ。
◆M.デムーロ9月の中山勝利内容◆
馬名(馬主・調教師・生産者・人気)
ユナカイト(シルクレーシング・木村哲也・ノーザンファーム・1番人気)
コウギョウブライト(小林秀樹・伊藤大士・社台ファーム・1番人気)
イルヴェントデーア(Gリビエールレーシング・金成貴史・ディアレストクラブ・6番人気)
サトノダムゼル(サトミホースカンパニー・堀宣行・社台ファーム・1番人気)
バイザディンプル(増田和啓・安田隆行・社台ファーム・3番人気)
コロンドール(栗坂崇・和田雄二・ノーザンファーム・1番人気)
ローズプリンスダム(岡田牧雄・畠山吉宏・ユートピア牧場・3番人気)
ミディオーサ(サンデーレーシング・堀宣行・ノーザンファーム・2番人気)
フォルコメン(社台レースホース・堀宣行・社台ファーム・2番人気)
アゴベイ(ゴドルフィン・尾関知人・ダーレージャパンファーム・1番人気)
イモータルスモーク(レッドマジック・金成貴史・Edward A. Seltzer & Beverly Anderson・1番人気)