【重賞展望】秋競馬の開幕は今年から重賞に昇格した紫苑S(G3) 主役はオークス3着ビッシュも、夏に実力を付けてきた「上がり馬」に注目!
中山の開幕初日だけあって、春にフラワーC(G3)を逃げ切ったエンジェルフェイス(栗東・藤原厩舎)もチャンスは十分だ。
フラワーCを逃げ切った勢いで挑んだオークスは、3番人気に推されたものの距離が長かったようで10着に大敗した。あれから休養を挟み、得意の中山で仕切り直しの一戦となる。中山1800mを逃げ切っただけに、開幕週の馬場も味方するここは妙味十分。先週の小倉2歳Sを勝つなど、ここにきて調子を上げてきた浜中俊騎手の手綱にも注目だ。
春のフローラSではビッシュに先着しているパールコード(美浦・中内田厩舎)もここから戦列に復帰する。
フローラSでは勝ったチェッキーノには完敗したものの2着に入線し、オークスの優先出走権をゲット。しかし、‐14kgで出走したダメージが抜けきらず、泣く泣くオークスを自重した。あれから約4カ月。今では馬体も回復し、ここは巻き返しの一戦となる。主役のビッシュは春に倒した相手。その時に手綱をとった川田将雅騎手と共に再現を狙う。
チューリップ賞(G3)4着の実績を持つクィーンズベスト(栗東・大久保龍厩舎)も大きな成長が期待できる一頭だ。