「普通に走れば、なんとかなる」新設重賞の紫苑S(G3)は『新重賞ハンター』にお任せ!?ヴィルシーナの全妹が秘めたる素質を開花させる!
日本中央競馬を司るJRAは、とにかく新しい重賞競走を創ることが好きらしい。
一昨年には、かつてエアグルーヴやメジロドーベル、そして近年ではイスラボニータが制した2歳限定のいちょうSを新設重賞(現サウジアラビアRC)にし、昨年は12月の牝馬限定オープンだったターコイズSを新設重賞に格上げしている。
そして、今年もまた今週の紫苑Sを(G3)に格上げしたというわけだ。
その一方で2年連続、まるで狙っているかのように管理馬を新設重賞の”初代王者”に就かせている敏腕調教師がいる。栗東の友道康夫調教師だ。
今秋、日本ダービー馬マカヒキで世界の頂点を狙う大仕事を担っている友道調教師だが、実は『新設重賞ハンター』という意外な側面も持っている。
そして、一昨年のいちょうSをクラリティスカイで、昨年のターコイズSをシングウィズジョイで制覇している友道厩舎が、これまた新設重賞の紫苑Sに送り込むのがヴィブロスだ。
馬主が大魔神・佐々木主浩氏で、調教師が友道調教師とくれば、もちろんヴィブロスはヴィルシーナ、シュヴァルグランの妹にあたり、ディープインパクト産駒のヴィルシーナの全妹になる。