天皇賞・秋(G1)「何故」サートゥルナーリアは沈んだのか? アーモンドアイ「進路妨害」厳しさ見せるも、乗り越えられなかった「春の課題」
レース後、スミヨン騎手が「直線は、ゴールの100m手前で外に膨れ、アップアップの状態だった」と振り返った通り、最後はフラフラになって外へ蛇行しながらゴール。レース前に無駄な力を消費し過ぎた何よりの証だ。
2コーナーではアーモンドアイとのポジション争いで、やや強引に前に出る厳しさを見せたサートゥルナーリアだったが、今回は完敗と述べざるを得ない。なお、鞍上のスミヨン騎手には、アーモンドアイの進路を塞いだとしてJRAから戒告の処分が下っている。
春のクラシックを争ったダノンキングリーが、毎日王冠(G2)でアエロリットら一流古馬を撃破したことで、レベルが高いと言われていた今年の3歳牡馬。しかし、大将格サートゥルナーリアが大舞台で決定的な差を見せつけられる結果となった。