武豊・凱旋門賞(G1)「盛り上がり過ぎ」本音“暴露”連発!? フィエールマンら日本馬壊滅を「馬場だけのせいにされたのが、すごいイヤ」
今月、パリロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞(G1)は、日本競馬界にとって、この上なくショッキングな結果に終わった。
天皇賞馬フィエールマンを筆頭に、有馬記念(G1)を勝ったブラストワンピース、ジャパンC(G1)、宝塚記念(G1)などで2着したキセキの3頭という、現役屈指のラインナップで挑んだものの7着、13着、14着と、まるで悪夢のような結果……。
世界女王エネイブルが敗れた波乱の決着に世界中が揺れたが、日本馬はそんな歴史的シーンの蚊帳の外にあったと述べても過言ではなかっただろう。
果たして、日本馬が凱旋門賞を勝ち、世界の頂点に立つ日は本当に来るのだろうか。いや、そもそもあまりの環境の違いに「別世界」といわれる、欧州最高峰のレースに挑戦し続ける価値はあるのだろうか――。
競馬ファンだけでなく、多くのメディア「凱旋門賞挑戦」そのものに疑問符が付き始めた昨今、競馬の第一人者・武豊騎手が『武豊TV!2』(フジテレビ系)を通じて、独自の見解を示している。
今年はフランス調教馬ソフトライトに騎乗して、日本人騎手では断トツとなる通算8度目の凱旋門賞に挑んだ武豊騎手。結果は10番人気(JRAオッズ)6着と善戦したが、日本馬3頭が大敗した結果に「意外でしたね」と、率直な感想を漏らしている。
このレース連覇中のエネイブルという絶対的な存在がいたこともあって「正直、『勝つのは難しいんじゃないかな』と思っていました」と話した武豊騎手だが、「ただ、ここまで手も足も出ないとは思わなかった」と予想以上の惨劇に、少なからぬショックを受けていたようだ。
レース後、ブラストワンピースに騎乗していた川田将雅騎手とも「なんで、こんなに走れなかったのか……」と話し合ったという。
その上で出した競馬界のレジェンド独自の見解は、日本競馬に一石を投じるものだった。
「ただ、『(敗因は)馬場だけかなあ?』という気はしますけどね――」