JRA【ジャパンC(G1)展望】本命ワグネリアンが川田将雅と新コンビ! レイデオロ×ビュイック、スワーヴリチャード×マーフィー今年は「騎手」の世界戦!

 24日に東京競馬場で開催されるジャパンC(G1)。今年は戦前から「外国馬ゼロ」という事実が発覚し、不名誉な形で話題と注目を集めている。

 さらに現役最強と目されるアーモンドアイや、世界的女傑のリスグラシューらが続々回避を表明……今年はすでに史上最低のメンバーとさえ酷評されているだけに、今後の在り方が問われることになりそうだ。

 しかし、この日本最大の国際レースが有馬記念(G1)と並ぶ、国内最高賞金額のレースであることに変わりはない。1着賞金3億円を狙い、各出走馬は色気十分。

 主役は昨年のダービー馬ワグネリアン(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。

 ダービーを制した舞台にワグネリアンが帰ってきた。昨秋の神戸新聞杯快勝後、脚部不安により無念の離脱。復帰後は大阪杯(G1)3着、前走の札幌記念(G2)4着、そして前走の天皇賞・秋(G1)5着と善戦止まりだが、このメンバーなら筆頭候補は間違いないだろう。

 待望のG1・2勝目へ、最大のポイントとなるのが鞍上だ。主戦の福永祐一騎手が騎乗停止により、代役探しに苦慮していたが、ここに来てリーディングを争う川田将雅騎手をゲット。当初は京都で騎乗予定だったようだが、急遽“代打”に抜擢された。

 栗東のCウッドで行われた1週前追い切りでは6ハロン82.7秒、ラスト12.2秒を記録。時計的には地味だが、友道調教師が「併せると時計が出てしまうので単走で」と、これは狙い通り。「このひと追いで変わってくるはず」と、さらなる上昇カーブに期待を寄せている。復権へ、ここは勝っておきたい。

 そんなワグネリアンの友道厩舎が同等の期待を寄せているのが、伸び盛りのユーキャンスマイル(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。

 昨年の菊花賞(G1)3着、今年のダイヤモンドS(G3)で重賞初制覇と、ステイヤー路線を歩んでいたユーキャンスマイルだが、前々走の新潟記念(G3)で一気の方針転換。天皇賞・春(G1)から1200mの距離短縮にもかかわらず、重賞2勝目。自慢の豪脚は健在だった。

 その走りがフロックでなかったことを証明したのが、前走の天皇賞・秋だ。後方からアーモンドアイを上回る上がり最速33.7秒の末脚で追い上げると、最後は僚馬ワグネリアンを捉えて4着でゴールした。2400mへの距離延長は望むところ。再び僚馬を差し切れば、初のビッグタイトルが見えてくる。

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