JRAチャンピオンズC「美味すぎ穴馬」タイムフライヤー絶好! 松田国英調教師「ここまで狙い通り」3度目の“1本釣り”へ勝負仕上げ
「ここまで狙い通りに来た。期待してます――」
1日に中京競馬場で行われる今年のチャンピオンズC(G1)は、上位拮抗の大混戦。そんな中、密かに自信を深めているのが、タイムフライヤー(牡4歳、栗東・松田国英厩舎)の“マツクニ”調教師だ。
前身のジャパンCダートと合わせ、今年で第20回の節目を迎えるチャンピオンズCだが、松田調教師はクロフネとベルシャザールという、「芝」からの転戦馬で本レースを2勝。2歳のホープフルS(G1)勝ちから、芝路線を歩んできたタイムフライヤーに共通する部分がある。
「実はタイムフライヤーを担当している厩務員さんは、過去にクロフネを担当していた方。他にも芝・ダート両方で重賞を勝ったブロードアピールを手掛けるなど、芝・ダート共通の活躍馬に実績があります」(競馬記者)
タイムフライヤーが初ダートを迎えたのは、今夏のエルムS(G3)だった。実は、その過程で馬に大きな変化があったという。
「函館で調整していたんですけど、“ダート仕様”に変化させる過程で、かなり馬のバランスが良くなりました。松田国英厩舎といえば、馬を鍛えて強くすることで有名ですが、これまでのタイムフライヤーは弱いところがあって、なかなかハードなトレーニングができなかったそうです。
ですが、ここに来て調教のダメージが残らなくなったとか。松田調教師も『これなら』と思ったらしいですよ」(同)
そこからタイムフライヤーはダート初戦となったエルムSで6着に敗れたものの、次走のシリウスS(G3)では“変わり身”を買われて1番人気に。
残念ながら、レースでは1コーナーで掛かってしまい6着に終わったが、これにも明確な「原因」があるという。