JRAチャンピオンズC「美味すぎ穴馬」タイムフライヤー絶好! 松田国英調教師「ここまで狙い通り」3度目の“1本釣り”へ勝負仕上げ
「いつも付けていた耳ありメンコを外したことで、馬がエキサイトしてしまったようですね。前走の武蔵野S(G3)で再び戻したんですが、直線でしぶとく伸びての2着。あの走りが、今のタイムフライヤー本来のものだと思います」(同)
折り合いに課題はあるようだが、今回は前に馬が置きやすい1枠1番の絶好枠。陣営がほくそ笑むのも当然だろう。
そして、鞍上は先週のジャパンC(G1)でスワーヴリチャードを復活させた欧州の若き天才O.マーフィー騎手だ。
「ここでマーフィー騎手を確保できたのは大きいですよ。先週のジャパンCでもインコースを巧みに回ってきたことが最大の勝因。マーフィー騎自身も『常にインを意識している』と話している通り、内々からの競馬は得意ですし、まず間違いなくロスなく回って一発を狙ってくるでしょうね。
陣営にしても武蔵野Sを使っての本番は、過去のクロフネやベルシャザールと同じパターン。今回は少し馬体が増えての出走になりそうですが、松田調教師は『体重も狙い通りに来た』と自信を持っている様子でしたね。完全にこのレースを狙っていると思います」(別の記者)
芝のG1馬であるタイムフライヤーだが、母はダートG1・5勝を上げたタイムパラドックスの全妹。父ハーツクライは芝のイメージだが、今年のシリウスSで産駒がダート重賞初勝利を上げるなど、ダート成績も決して悪くない。
「ヨーロッパにはダートのG1がないので、勝てたらうれしい。いっぱい勝って、ファンが馬券を取れるように貢献したい」
スポーツ報知のインタビューにそう答えているマーフィー騎手。日本のファンにもその実力が認められた今、乗れば“マーフィー人気”する存在だけに、美味しい馬券を届けるなら「今週」だろう。