JRA有馬記念(G1)「馬券率75%」スワーヴリチャード大変身!? マーフィー騎手「JC勝利で、彼は自信に満ち溢れている」
もう善戦マンとは言わせない。
王者の威厳を取り戻したスワーヴリチャード(牡5歳、栗東・庄野靖志厩舎)が、現役最強を証明するためグランプリ有馬記念(G1)で、今年を締めくくる。
昨年の大阪杯(G1)でG1馬となったスワーヴリチャードだが、その後はG1・3着が4度……実力は誰もが認めるところだが、ワンパンチ足りない結果にもがき苦しんでいた。
そんな実力馬が2つ目のビッグタイトルをもぎ取ったのが、前走のジャパンCだ。先行勢を見るような形でレースを進めると、最後は粘り込みを図るカレンブーケドールをねじ伏せた。
「やはり、ここから新コンビを組んだO.マーフィー騎手の存在が大きいですよね。ジャパンCでも内々から、最短距離でゴールを目指すロスのない競馬。
枠順にもよりますが、コーナーが6つに増え、より小回りになる有馬記念であの競馬をされたら、さらに威力が増すと思いますよ。」(競馬記者)
今月発売された、JRAの機関広報誌『優駿』のインタビューに登場したマーフィー騎手は、自身の騎乗スタイルについて「外を回らない、距離をロスしない、勝つチャンスを得るために最適なポジションにいる」とコメント。
ジャパンCの騎乗は、まさにそれらを表現した完璧な騎乗だった。
18日現在、3着以内率0.422と、リーディングトップのC.ルメール騎手の0.444と遜色ない結果を残しているマーフィー騎手。
これだけでも十分に驚異的だが、これが2000m以上になると0.514に上昇。さらに2200m以上になると0.714、2400m以上になると0.750まで上昇するなど、距離が伸びれば伸びるほど成績が良化している。