川田将雅騎手も一目惚れ「目指すべき所にたどり着いてほしい」21世紀最強馬フランケルの娘ミスエルテがデビュー戦を持ったまま馬なりで圧勝発進!

RacingKel – Flickr: Frankelより

「世界の競馬を変える」とまで称されている21世紀最強の名馬フランケル

14戦14勝の無敗でG1は10勝。まったく底を見せずにターフを去った不出世の天才は、今年の産駒が初年度となるが、「革命の寵児」として世界中で子供たちが勝ち上がっている。

そして、ここ日本でもまた一頭「怪物候補」が誕生した。

24日に阪神で行われた牝馬限定戦の新馬戦。12月の阪神ジュベナイルF(G1)と同じ外回りの1600m戦に15頭が集結した。新馬戦の中では貴重な多頭数のレースということでハイレベルな一戦が期待されたが、圧倒的な主役を務めたのはただ一頭だった。

単勝1.3倍という抜けた人気を集めたミスエルテ(牝2歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、まずまずのスタートを切ったが、無理せず中団から。稍重だったので、1000mの通過は62.9秒と目立った時計ではないが、まったく折り合いを欠くこともなく、先行勢を見るような形でレースを進めている。

 最後の直線に入って、馬群がばらけるのを見計らっていたかのように進出を開始。馬群から外に出す際に軽く接触する行 儀の悪さはあったものの、まったく追われることなく先頭に並びかけると、あっさりと後続を突き放す。完全に次元が違った。

 鞍上の川田将雅騎手にまともなゴーサインを受けていないこともあって、まだ頭も高く改善の余地がありそうなフォーム。だが、そんな荒削りの状況でも馬なりのまま勝ってしまう辺りは、相当な潜在能力の持ち主だ。

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