オールカマー(G2)好走の法則!? 「不遇のダービー馬」に2強を崩す可能性が?
完全な2強ムードが漂っている第62回オールカマー(G2)。
昨年の有馬記念を制したゴールドアクターに、今年の宝塚記念を制したマリアライト。共にグランプリを制したG2馬に注目が集まっている。
実績を考えれば”2強”と言われる事は当然だが、グランプリホース2頭に一矢報いる可能性を秘めた馬がいない訳ではない。
注目したいのは宝塚記念からの直行組。
近5年(2014年の新潟開催を除く)の同レースでデータを調べてみると、宝塚記念からの直行組(全6頭)は必ず馬券圏内を確保しているのだ。
◆前走レース名別集計◆
前走レース名 着別度数
宝塚記念G1 3- 2- 1- 0/ 6
勝率 連対率 複勝率
50.0% 83.3% 100.0%
その理由として挙げられるのは、宝塚記念のレースレベルの根本的な高さに加え「両レースに求められる能力が似ている」という点であろう。宝塚記念とオールカマーは共に2200mという非根幹距離であり、最後の直線に急坂がある事など、好走する為に必要な条件に共通点がある。
レベルの高いG1で戦ってきた馬が同じような適性を求められるコースで、一枚落ちるメンバーを相手にすれば上位入賞を果たす可能性が高くなるのは当然。
今年はマリアライト・ワンアンドオンリー・カレンミロティック・サトノノブレスと宝塚記念からの直行組は全部で4頭。