JRA・AJCC(G2)不安要素は横山典弘への乗り替わり? ミッキースワローが得意舞台に登場も立ちはだかる“2つの壁”
中山芝2200mは重賞の3戦を含めて、「2-2-0-0」と全て連対を果たしている得意の舞台。しかしその4走はいずれも良馬場でのもの。レース当日は雨の予報が出ており、馬場悪化が懸念される。
ミッキースワローの道悪成績は「1-0-0-4」。昨年の七夕賞を稍重で勝利したが、脚質的にも道悪は歓迎できない。良馬場では12走して、一度も掲示板を外しておらず、その末脚を生かすにはやはり「良」に近い馬場状態で走りたいところだろう。
ミッキースワローには「出遅れ」、そして「道悪」という2つの壁が立ちはだかるが、運よくそれらを乗り越えたとしても、ブラストワンピースという強力なライバルが出走を予定している。
ブラストワンピースは、18年の有馬記念を含め、重賞4勝を挙げており、実績的には頭一つ抜けた存在。ただミッキースワローの今の実力を測る上で絶好の相手とも言えるだろう。
昨年はG1に一度も出走しなかったミッキースワロー。今年の始動戦でグランプリホースを負かすようなことがあれば、再び中長距離のG1路線に挑む可能性は十分ある。そのためにもまずは得意の舞台で自慢の末脚を爆発させたいところだ。