Dr.コパ、大本命コパノキッキング「藤田菜七子・降板」に激白!? 「これは馬主としての『夢』――」待望のコンビ再結成の可能性
2月2日には2020年最初のJRA・G1フェブラリーSの前哨戦、根岸S(G3)が行われる。
今年の主役は、コパノキッキング(セン5歳、栗東・村山明厩舎)だ。前年の覇者であり、昨年はJBCスプリント(G1)でも2着。ここでは抜けた存在になる。
しかし、その鞍上は主戦の藤田菜七子騎手ではなく、昨年同様O.マーフィー騎手……藤田菜七子騎手と、コパノキッキングには独特の華やかさもあっただけに、残念に思うファンも少なくないだろう。
そこでGJ編集部は、コパノキッキングのオーナーDr.コパこと、小林祥晃氏を直撃。
一見、非情にも見える決断の裏側、果たして藤田菜七子騎手とコパノキッキングのコンビ復活はあるのか――話を聞いた。
――よろしくお願いします。まず、今週の根岸Sに出走するコパノキッキングですが、昨年、主戦騎手だった藤田菜七子騎手から、マーフィー騎手へ乗り替わりとなりました。
小林祥晃オーナー(以下、Dr.コパ) 俺は馬主として毎年のテーマを決めてるんだけど、2019年は「藤田菜七子に重賞を獲らせよう」がテーマだったんだね。
それでコパノキッキングがマーフィーで根岸S(G3)を勝った時に、明(コパノキッキングの村山明調教師)に「去年(2018年)の約束を果たすよ」って言ったんだ。
――2018年の約束というと?
Dr.コパ 8月にレースを勝った時に「来年は菜七子に重賞を勝たせる」って、明と約束したんだよね。「あれ、本気だったんですね?」って言われたよ(笑)。「そうだよ!」って。だから「1年間(コパノキッキングに)菜七子を乗せるけど、我慢して使ってやってほしい」って頼んだんだよ。
――そして、藤田菜七子騎手が期待に応える重賞初制覇を飾りました。
Dr.コパ あのカペラS(G3)の後に、明に「ゴメン。1年間、俺がワガママ言ったけど、もう来年は言わないから。お前が好きに決めてくれ」って言ったんだ。