JRA根岸S(G3)はコパノキッキング「鉄板級」も関係者の声からピックアップした「波乱」の立役者を指名!
2日(日)に東京競馬場にて根岸S(G3)が開催される。
先週開催された東海S(G2)と同じく、フェブラリーS(G1)を狙う馬が集結しているだけでなく、今後の交流重賞も含めたダート短距離路線を占う上でも重要な一戦となる。
そんな重要な一戦を関係者からの「信頼できる」情報を元に予想していく。
「◎」はコパノキッキング(セ5、栗東・村山明厩舎)だ。
昨年は、今年と同じく根岸Sからの始動。上がり最速の脚を使って快勝した。続くフェブラリーSでは5着と敗れるが、東京スプリント(G3)を2着、クラスターC(G3)を3着すると、東京盃(G2)では逃げる競馬を展開して、後続を4馬身突き放す圧勝を演じた。
JBCスプリント(G1)では0.1秒及ばず2着に終わるが、カペラS(G3)では前目の競馬から2馬身半差をつけて快勝した。
連覇のかかる一戦だが、「短距離で58キロは酷量だが、前走はあっさり抜け出したからね」と斤量については気にしていない様子。「1F延長はプラスとは言えない」としつつも、「鞍上は昨年も勝ったマーフィーなので頼もしい」と期待大だ。「自在性があるので、ここはきっちり決めてほしい」と陣営からは強気の発言が出ている。
実力が抜けているのは確か。ここは見逃せないだろう。
「○」はワイドファラオ(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)を指名する。
昨年は芝のニュージーランドT(G2)から始動。逃げ切り勝ちを収めている。だが、大目標だったNHKマイルC(G1)で9着と大敗すると、ダートに転向。初戦のユニコーンS(G3)を勝利すると、オーバルスプリント(G3)を2着、みやこS(G3)5着と転戦。チャンピオンズC(G1)に挑戦するも14着と大敗する。
そこからの巻き返しということになるが、陣営は「ここ2戦から、やはり1800mは長い」と分析。福永祐一騎手も以前から「将来はマイル以下のダート馬になると思う」と指摘していたという。陣営も「馬体の作りや脚捌きも、そういった変化を見せています」と認めている。「次のフェブラリーSが楽しみになるようなレースと内容を」と陣営は期待をかけているようだ。