2歳王者・後のG1マイル戦線にも影響を与える重要な一戦! 個性豊かな素質馬が集結『サウジアラビアロイヤルC(G3)』に大注目!!
『サウジアラビアロイヤルC(G3)』。聞き覚えがないと思う方もいるのではないだろうか?前身となるレースは『いちょうS』。こちらのレース名であれば、ご存知の方も多いだろう。
2014年から重賞に格上げされた『いちょうS』は2015年に現名称へ改称。G3に新規格付されたのが『サウジアラビアロイヤルC』である。
『いちょうS』と言えば、過去には名馬エアグルーヴやメジロドーベル、最近ではクラリティスカイ(2015年NHKマイルC勝利)やイスラボニータも輩出したレースである。2歳王者はもちろん、後のG1戦線やマイル戦線にも影響を与える重要な一戦と言えるだろう。
今年はフルゲート18頭のところに10頭が登録。頭数は少ないが、個性豊かな素質馬が集まり目の離せない一戦となった。
まず注目されるのが、クライムメジャー(牡2 栗東・池江泰寿厩舎)。
半兄には菊花賞2着馬で重賞4勝のサトノノブレスがいる良血馬である。デビュー戦の一週前追い切りでは、栗東坂路で4ハロン50秒2という2歳としては破格の時計をマークした。レースでは8枠15番からの出走となり、好スタートから2番手集団の外目を追走。終始外々を回る厳しい競馬となったが、直線では大外に持ち出して余裕たっぷりの差し切り勝ち。 直線でモタれる面を見せながらも、メンバー上がり最速の33秒9を叩き出した。
今後は朝日杯フューチュリティステークスを大目標として見据えているだけに、ココもあっさり通過と行きたいところだろう。