「今までで1番」昨年のワンツーコンビがタッグ結成!「大器晩成」「雨得意」と異色のディープインパクト産駒ディサイファがみせる驚異の成長力!
だが、陣営はあくまで強気。小島太調教師が「7歳だが、馬は若々しい」といえば、小島良太助手は「以前は(美浦の坂路で)ラスト12秒台がなかなか出なかった」と先週、今週とラスト12秒台を叩きだした管理馬の成長に自信を深めている。
何よりもディサイファの能力が、すでに「G1級」に達していることは、前走の安田記念(G1)の走りを見れば明らかだ。
陣営が未だに納得していない前走の安田記念。4枠4番の好枠から抜群のスタートを切ったディサイファだったが、すぐ隣にいた香港のコンテントメントに”タックル”をお見舞いされ馬がエキサイト。
鞍上の武豊騎手も馬をなだめるために、一度馬群の中に戻さざるを得なかったが、そんな致命的な不利がありながらも、勝ったロゴタイプから0.3秒差の6着に粘った。今回のレースには安田記念組が5頭も出走しており、これはディサイファにとって大きなアドバンテージだ。
陣営も東京スポーツの取材に「スタート後に他馬にぶつけられ、馬がエキサイトしかけたから我慢せざるを得なかった。外国人騎手は自分の馬を抑えるために、他馬を利用して荒っぽいこともするからね……」と今になっても怒りが収まらない。
あのレースは、好スタートを決めながら控えざるを得なかったディサイファに替わって逃げたロゴタイプがそのまま勝利。